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トラックドライバーから脚本家に 〜過去がどうであれ、年齢がどうであれ、どうでも良いではないですか。〜

shinohara
篠原成己さん

篠原さんは某大手運送会社のドライバーです。

篠原さんは「1%アクションセミナー」に参加された後、私のコーチングを受けられました。

コーチングの時に、「今はドライバーをやってますが、本当は何をやりたいのか分からないのです」と相談されていました。

私は篠原さんのお話をお聞きしながら、時間をゆっくり遡りながら篠原さんの「コアフレーム」に近づいていきました。

しかし、コンクールに作品を出しても受賞することなく、自分には才能がない、もう歳だし、と諦めてきたというのです。

もう何年も前に諦めたと。

私は、「今でもやりたいと思いますか?」と尋ねると、「はい」という回答。

「では、やりましょうよ。1%アクションで」と提案をさせていただきました。

過去がどうであれ、年齢がどうであれ、どうでも良いではないですか。

やりたいことに対して、自分に正直になること、これ以上に大事なことはありません。

やりたいことに対して、自分に正直になること、これ以上に大事なことはありません。

篠原さんはすぐに行動されました。1%アクションで。

最初の1%アクションは、ブログを作ることでした。

自分のブログをアメブロで作り、最初の短編を掲載しました。

身近な作品で、自分の身の回りに起きている出来事を題材にした作品でした。

私はその作品を読んでみて、篠原さんの奥に眠る才能を感じ取れました。

「この人はすごい才能を持っている」

本当にそう思ったのです。

篠原さんの作品には愛がありました。

イキイキとした人間の生き様がありました。

それから、少しづつ短編を掲載されるようになり、ある日、某会社の社長の目に止まりました。

出版プロデュースや英語教材の作成をしている会社です。

社長はすぐに篠原さんの才能を見抜き、英語の新しい教材の脚本を依頼することになったのです。

篠原さんの脚本を英訳し、それを多くの人に学んで欲しい、と。

社長から私経由でご連絡があり、篠原さんにその旨を伝えると、大変驚かれていました。

夢を諦めて何年も悶々とした日々を送ってきた篠原さんが、1%アクションを行うことで、ずっと望んでいた夢が現実となったのです。

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そしてついに12月4日、1%アクションを始めて半年がたって、篠原さん作の脚本が翻訳され、東京渋谷の録音スタジオにて、英語ネイティブの役者による収録が始まったのです。

半年前までは夢を見失い、トラックのハンドルを握って過ごしていた篠原さんに、想像もしなかった奇跡が、現実となって現れた瞬間でした。

奇跡のスタートは、いつも、無視できそうな1%アクションなのです。

誰にも気づかれることのない、ほんのわずかな1%アクションなのです。

拙著にも書きましたが、

「簡単なことは、やらないのも簡単」

なので、ほとんどの人が1%アクションをせずに、「夢を諦めた」「もう歳だ」「可能性がない」「才能がない」と諦めているのです。

実にもったいないことです。

自分を縛るのは、他でもない自分であり、フレームなのです。

フレームを解き放ち、奇跡を呼ぶフレームに書き換えるには1%アクションしかありません。

次は、あなたの番かもしれません。

ここで、篠原成己さんから届いたコメントを紹介させてください。脚本家らしい素晴らしい文章です。

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12/4にそれは起こった。

自分の書いたものが息をしている。
自分の書いた人物が言葉を発している。
それは目に見える形となって存在した。

これから、多くの人の耳に触れ共感したり感動してくれたりするかもしれない。そう思うだけ

で身体は震え、頬が緩んでいく。

ほんの少し前までは、この現実が叶うことなど夢にも思わなかった。

思うはずもない。なぜなら、これが自分の本当の夢だと思っていなかったから…気付いてなかったから…信じていなかったから…。

『それ、好きなんですよ。きっと脚本を書くことが好きなんですよ』

すずりょうさんのその一言に背筋がゾクッとした。

「そうだっんだ! 好きだったんだ!」

力が漲り、前が開けた。

今まで何度も挫折した脚本家への道。辞めてはやり、辞めてはやりを繰り返していた。

自分自身にも好きだかどうだかわからなかった。これもすずりょうさんのこの一言を聞くまで。

『好きだから、またやり始めるんですよ。好きだから、戻ってくるんですよ』

若い頃、脚本家を夢みて励んでいた。

しかし、結婚をし、子供も生まれ、脚本家としての結果が出ない事も年齢的な障害も世間一般のお父さんに共通するある種の犠牲や妥協が夢を封印し、脚本を書くこと遠ざけていた。

しかし、子供が成長し、自分も歳を重ねていくうちに何処からともなくこの声が聞こえてくるようになった。

「このままでいいのか?」

自分は本当に自分と向き合って生きているのか? 本当に今の自分に満足しているのか?

自分が今置かれている納得いかない現状を子供や家族、社会のせいにしてしまいそうな自分がいる。自分自身を納得しない生き方を子供達に見習って欲しくない。

これじゃいけない、何かをやらなければ……。

しかし、自分が何をやりたいのか何が好きなのかわからなかった。

この時、何度も挫折し諦めた脚本家の道は選択肢から外れていた。

自分探しへと行動に出た。職を変えたり、本を読んだり、セミナーに参加したり色々試してみたが自分がこれだ!と確信を持てるものに出会うことはなかった。何も見つからないまま時だけが過ぎていった……。

そんな時にすずりょうさんの「100の結果を引き寄せる1%アクション」の本に出会った。

読み進めるうちに自分を雁字搦めにしていたものが解けはじめた。

目が覚めたというより、生まれ変わった感じがした。

世間の風説に流され、思い込んでいた常識……。

『フレーム』から解き放たれた。

自分が思い込んでいる思考を否定することから始めてみた。

社会、仕事、家族、夢、……そして生きるということ。

数多くのフレームの存在に気付かされ、その全てに新たな可能性が見えてきた。

すずりょうさんのコーチングを受け、その時の『好きなんですよ』の言葉を頂いてから自信と

やる気が漲って来た。そして何よりも「楽しい」という気持ちが芽生え始めた。

結果を求めすぎたあまりに、今まで大事なものを置き去りにしてきたかもしれない。

そして何よりも子供達に活き活きする姿を見せることが出来る。

そして、言いたい。

「毎日が楽しいよ!」って

毎日、少しでも、一語を書くだけでもいい。ただブログを開くことだけでもいい。

その小さな行動の中に1%アクションの真髄がある。結果は自然とついてくる。

すずりょうさんのおかげで、もう一度また新たなスタートを切ることができた。

「年をとっているから遅すぎる」

そんなことは決してない。

いつでも夢に挑むことが出来、いつでも夢は叶えられることを。

スタートラインに立つのに年齢は関係ない。もちろん、夢を叶えるにも関係ない。
一度、いや何度も諦めた夢に答えがあるかもしれない。

次のチャンス、またその次のチャンスを掴むため1%アクションを続けていく。

誰かが少し背中を押してくれるだけで劇的に世界は変わる。

私の場合はすずりょうさんであったが、今度は私が誰かの背中をチョット押してみたい。

そんな作品を書いていきたい。

脚本家   篠原成己

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この記事を書いた人

思考力研究所所長、ビジネス・コーチ、ビジネスプロデューサー、一般社団法人「日本経営コーチ協会」アドバイザー
著書:100の結果を引き寄せる1%アクション他多数

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