こんにちは、すずりょうです。
先日、NHKに仕事で行ってきました。
私の友人がドラマ制作に関わっているのですが、人気が出るドラマと、そうでないドラマの違いを聞き、「なるほど!」と納得しました。
人気が出て評価が高いドラマは、打ち合わせの時の熱量が違うというのです。
単に時間をかければいいということではありません。
キャラクターの作り込みや深掘りが「熱」を持って話された作品は、完成後にもその「熱」が出てくるというのです。
逆に、打ち合わせが坦々と進む場合、それなりの完成度にしかならないと。
この話に私が深く共感したのは、以前、同じような体験をしたからです。
私はかつて40万部を超える大ベストセラー本をプロデュースしました。(詳細は後で紹介する教材で語ってます)
本が出た時には、マスコミも大騒ぎになるほどの社会現象となりました。
その時、一緒に仕事したベテラン編集者が語った言葉が忘れません。
「文章を上手に書く技術を持っている人は多い。
しゃれた言い回しや表現を知っている。
でも、それで売れるわけではない。
売れる人には、どうしても伝えたい“思い”を持っているんだ」
売れるかどうかは、技術ではなく、どうしても伝えたいという「思い」の違いなんだと。
前回のメルマガで、私はもともと「コミュ障」だったと告白しました。
話すことが苦手で、書くことも苦手。
とにかく、自分をどう表現すればいいのかが分かりませんでした。
私は一生、人前で話すこともせず生きると思っていました。
しかし、そんな私が大変身してしまいました。
その一つのキッカケは、「この思いを伝えたい」という出来事があったからです。
詳細は、また次の機会にお話ししますが、とにかく、私には人に伝えたいという「思い」ができたのです。
表現方法や技術は知りませんでしたが、結果的に、「思い」が私を引っ張っていったと思います。
その過程で、自分なりに多くの技術やテクニックを習得していきました。
まず、自分の中に熱い「思い」を育てること。
それがすべてのスタートです。
そして、私が到達した結論は、「言葉」が変われば、「運命」も変わっていくということです。
言葉遣いではありません。「言葉」を表現する力です。
「思い」があっても、それを上手に伝える技術がなければ、すべて台無しです。
その方法をお伝えしていくのが、私のライフワークの一つだと思っています。
次回は、その技術の一つをご紹介します。