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デュアリティという考え方

一つの現象は、同時に別の現象を引き起こす

デュアリティという考え方

ホテルの脱税を摘発するために、税務署は何を調査するか知ってますか?

それは、タオル、です。

業者が、ホテルに何枚タオルを納入したのかを調べれば、ホテルの売上げも推測できるのです。

一つの現象が、同時に他の現象を引き起こすことを、科学の世界ではデュアリティ(双立性)と呼びます。

ホテルの場合は、消費されるタイルというデュアリティを観察することで実態がわかります。

これは色んなところで応用できる考え方です。

分からないことがあったとしても、同時に引き起こされている事象を観察することで、分からなかったことも分かるようになるのです。

ある日の夜、私は秋葉原を歩いていたのですが、ガチャポンだけを置いている無人の店舗を見つけました。

「へぇ、面白い店があるんだな」

と思いながら、どれだけ売上げがあるのか興味を持ちました。店内を一日観察するわけにもいかず、何か売上げを計るヒントはないか、と周りを見てみたのです

すると、店を閉めた直後だったのでしょうか、お店の前にガチャポンの空のケースが透明のゴミ袋に入れられていました。

そのゴミ袋を見てみると、ざっと50個入っているようでした。(もちろん袋を開けずに、外から見ただけですよ)

ゴミ袋は合計10個。

すぐに売上げの推測ができました。

分からなかったことが、別の事象を観察することで明確になったのです。

このデュアリティという考え方は、まだ誰も提唱していないようですから、是非、こっそり使ってください。

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この記事を書いた人

思考力研究所所長、ビジネス・コーチ、ビジネスプロデューサー、一般社団法人「日本経営コーチ協会」アドバイザー
著書:100の結果を引き寄せる1%アクション他多数

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