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音楽の授業で音楽を作らないのはなぜか

先日私の息子から、こう尋ねられました。

「僕は音楽が好きでGarageBand で音楽を作っているけど、音楽の授業で音楽を作らないのはなぜなの? 学校の先生にそれを言ったら変な目で見られたよ。友達からも。

音楽を作るほうが楽しいのに、なぜ学校の音楽の授業で音楽を作らせてくれないの?」

私はこう答えました。

「よく気付いたね、学校のダメなところが。

日本の学校教育は100年間何も変わっていない。100年間、思考停止し続けている。

国語の授業で言葉の美しさを身につけるのではなく、作家の文章を勝手に分析することだけに時間を使う。

数学の授業で数学の奥深さを垣間見るのではなく、公式と解答パターンを暗記することだけに時間を使う。

歴史の授業で人の業の深さを思い知るのではなく、出来事と年号を記憶することだけにひたすら時間を使う。

自ら考える人間を育てるのではなく、上から与えられたことに従順になるように鍛える場が学校の正体だ。

100年前それが国家にとって都合が良かった。

100年経った現在、完全に思考停止した偉い人たちが、さらに思考停止する国民を作っているんだよ」

かつて海外の哲学者が語った言葉を思い出しました。

「日本の学者は哲学をするのではなく、過去の哲学者の研究ばかりしている。それは哲学者ではない。」

昔も今も、日本の学校教育は終わっている。

その枠からはみ出た者が、この日本を作っていることに、いい加減、気づく時期だと思います。

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この記事を書いた人

思考力研究所所長、ビジネス・コーチ、ビジネスプロデューサー、一般社団法人「日本経営コーチ協会」アドバイザー
著書:100の結果を引き寄せる1%アクション他多数

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