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★【1%アクション】ビヨンドになる方法

こんにちは、鈴木領一です。

先日、成功する人の思考、【ビヨンド】についてご紹介しました。

(ビヨンド(beyond)の意味:〜の彼方、〜の向こう側、遥か彼方)

【ビヨンド】とは、「それが達成できている、問題解決しているという心の状態」をいいます。

「ああ、成功したと考えればいいという、アレね」、と考えている方、それが大間違いです。

前回解説しましたように、現在の思考の枠=フレーム から抜け出さない限り、どれだけ成功のイメージをしたところで何の変化も起こりません。

“立派な”成功ノウハウを学んでも、フレームを変えないまま「成功するイメージ」をしている人がほとんどなのです。

必ず失敗します。何も起こりません。

コーチングをしていると、よくこんな人に出会います。

「私はカフェを持つのが夢です。カフェで過ごすのが大好きだからです」

「私は旅行のビジネスをするのが夢です。私は旅行が好きで毎年何度も旅をしています」

「私は自己啓発セミナーの講師になるのが夢です。私は自己啓発が大好きです」

さて、これらの人の間違いが分かりますか?

自分の好きなことを仕事にするのは、とても大事なことです。

しかし、本当に好きなことで仕事ができている人と、そうでない人との決定的な違いがあるのです。

多くの人は、【お金を出して楽しいこと】を、好きなことだと思い込んでいます。

意味分かりますか?

先ほどの、「カフェ」や「旅行ビジネス」「自己啓発」も、いずれもお金を出して楽しいと感じているものです

消費者として、お金を出して楽しいと感じることと、仕事としてお金をもらって楽しいことは別物なのです。

つまり、いつまでもお金を払う側の思考から抜け出さず、その思考のまま好きなことを選んでも、お金をもらう側にはなれないのです。

夢を実現しない人の多くが、【お金を払う側】の思考から抜け出せていません。

そんな人がビジネスをしてしまうと、あっという間に資金が尽き、借金の山で身動きができなくなります。

なぜなら、【お金をもらう】より【お金を払う】ことの方が安心できるからです。

【お金を払う】ことに慣れた消費者思考のまま、夢を大きく持ったとしても、それは的外れな夢でしかないのです。

成功する人の思考は、【お金を払う側】の思考から抜けだし、【お金をもらう側】から常に思考する習慣を持っています。

まったく世界が異なります。映画を観る人と、映画を作る人くらい違います。

成功する人は、向こう側=BEYOND(ビヨンド)にいるのです。

(ビヨンド(beyond)の意味:〜の彼方、〜の向こう側、遥か彼方)

では、どうすれば、【ビヨンド】の状態になれるのでしょうか?

今回は一つだけご紹介しましょう。

「イベントを発生させる」という方法です。(詳細は1%アクションセミナー教材で紹介しています)

Bさんの事例です。

Bさんは家の片付けができないと悩んでいました。

「私は家の片付けができる人だ」と何度も脳にインプットしてきましたが、何も変化しませんでした。

そこで私はアドバイスをしました。なんとアドバイスをしたと思いますか?

1%アクション でやってきましょう?

そうですね、あなたは良い読者さんです(笑)

しかし、それでも現状を変えられないというBさんに、私はこう言いました。

「来週、お友達を家に呼んでパーティーをしてください」

ええ!とBさんは驚きましたが、私は続けてこう言いました。

「もしあなたが片付けができる人なら、どう考えるか想像してみてください」

すると、Bさんは確かにそうだと納得しました。

片付けができる自分という【ビヨンド】から見れば、お友達を家に呼ぶのは当たり前のことです。

それを実行してみれば良いのです。

Bさんは友達と約束をした瞬間から、慌てて家の片付けを始めました。

お友達を呼ぶという「イベント」を発生させることで、長年できなかったことが実現できたのです。

【ビヨンド】の状態ならどんな行動をするだろうと考え、思いついたことを実行するのです。

そうすれば、急速に思考と現実が【ビヨンド】に近づくのです。

私の事例をご紹介しましょう。

私のかつてのクライアントに世界でトップの企業がありました。

その企業から仕事が取れた瞬間を今でも思い出します。

営業で担当者に会ったとき、雑談の中で、

「今、○○という仕事がなかなか進まず困っています。鈴木さんのところで○○ってできますか?」

その○○は、私は経験もなく、どうやればいいかも分かりませんでした。

でも私は、

「できます」

と答えたのです。

私は「どんな仕事でもできる男」という【ビヨンド】を持っていましたから(笑)

「できます」と答えた瞬間から、大急ぎで、それができるためのスタッフを揃え、ミーティングを重ねました。

準備が50%くらいできた段階で仕事を受注し、仕事をしながらクオリティを上げるという荒技をこなしました。

その結果、億を超える仕事に拡大し、仕事を移管した会社はその分野で日本一の会社になりました。

私は「できます」と答えることでイベントを発生させ、そのイベントによって自分の可能性を広げたのです。

私は著書やセミナーなどで口を酸っぱくして言い続けていることがあります。

それは、思考が変わるのを待っていたら、いつまでも何も起こらない、ということです。

思考を変えるのは行動であり、「イベント」なのです。

【ビヨンド】で考え、「イベント」で思考を変えていくという繰り返しが、全く違う自分へと導くのです。

これまでの思考から抜け出せない人は、いつまでもたっても「準備」しています。

  • まだメンタルが変わらないから…
  • まだお金がないから…
  • まだ時期が早いから…
  • まだ環境が整っていないから…
  • まだ準備が…

自分の外に原因を見つけ、いつまでたっても何もしません。

当然、チャンスを逃し続けています。自覚もなく…

【ビヨンド】で考えれば、そんなものはすっ飛ばして、「イベント」を起こし、行動によって現状を変えていくのです。

是非、あなたもそれを忘れずに、少しの勇気をもって「イベント」を起こしてください。

 

鈴木領一拝

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この記事を書いた人

思考力研究所所長、ビジネス・コーチ、ビジネスプロデューサー、一般社団法人「日本経営コーチ協会」アドバイザー
著書:100の結果を引き寄せる1%アクション他多数

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