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「マインドを変えれば成功する」と信じている人は成功しない

こんにちは、鈴木領一です。

2月になり寒い日が続いていますが、春の気配も感じられるようになりましたね。

今日は「マインドを変えれば成功する」と信じている人は成功しない、というお話です。

私のセミナーに参加されている人は耳タコになっている話ですが、次のような格言(?)を信じていませんか?

  • 潜在意識が変われば行動が変わる。
  • 行動が変われば習慣が変わる。
  • 習慣が変われば運命が変わる。

良い言葉ですね。でもこの言葉は間違っています。

著名人などがこのような言葉を引用したりするので、多くの人がこれを真実だと思っています。
しかし、美しい言葉が真実を語っているとは限らない、という事実も知るべきです。

潜在意識を変える、ということに重心を置く考え方にはまってしまった人が、本当に自分を変えた例は極めて希です。

私のコーチング受けた人の中には「何年も潜在意識にプラスイメージを入れていますが何も起こりません」という人も多くいます。

私がかつて在籍していた自己啓発業界の時代から、もうすでに何千人もこのような人を見てきました。

なぜ何も起こらないのか。

それは、「成功が向こうからやってくる」というフレームを作ってしまったからです。

そのフレームを作った人は、ますます「成功が向こうからやってきそう」な話にはまっていくのです。

潜在意識を意識することは重要ですが、潜在意識が万能かのように、潜在意識が召使いかのように考えるのは大間違いです。

私が出会ってきた成功者で潜在意識のコントロールに力を入れている人はほとんどいませんでした。

しかし、彼らは確実に自分を成長させ、現状を変える手法を実践していました。

それは1%アクションです。

やっぱり~、と思わないでくださいね。

人は潜在意識を変えて行動を変えるのではなく、行動によって潜在意識に変化を与えるのです。

これが普遍の原理です。

でも、そもそもその行動も心から出ているのですよね?という反論もありますが、行動の根っこは小さな「気づき」なのです。

「あ、これやったら良さそうだな」
「これは今までやったことがなかったな」

という「気づき」は誰でも毎日のようにあるはずです。

しかし、ほとんどの人が「気づき」を実行しません。だから現状は変わらないのです。

小さな「気づき」を行動に移さないのに、潜在意識を変えることだけ「行動」すれば、おかしな「習慣」が身につくのは当然です。

さらに次のことにも触れておきましょう。

行動すればするほど自信をなくし、さらに依存する心が育ってしまう「行動」です。

たとえば次のような行動を繰り返す人です。

  1. 自己啓発本を何種類も買い、新しい本にすぐに飛びつく。
  2. ネットの「成功者が実践する○の習慣」という記事を読み参考にする。
  3. ○○に行けば良いことが起こると言われると行ってしまう。

さて、あなたに質問しましょう。

上記のような行動を繰り返すと、どんな思考が育つでしょうか?

私の本で紹介した「自己創造の原則」を読み直してください。

このような行動の根っこにはどんな「動機=フレーム」があるでしょうか。
行動すればするほど、そのフレームが強化され、ますますそのような行動を取るようになるのです。

誰もこの原則から逃れることはできません。

ではどうすれば良いのか。

「やりそうになったら、一呼吸おいて、やめること」です。

行動をやめれば、その動機となったフレームが弱くなり、積極的なフレームが新しく生まれます。

非常に単純です。今日からできます。

こんな1%アクションでも、積み重ねることで予想を超える変化をもたらすのです。

是非、試してみてください。

 鈴木領一拝

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この記事を書いた人

思考力研究所所長、ビジネス・コーチ、ビジネスプロデューサー、一般社団法人「日本経営コーチ協会」アドバイザー
著書:100の結果を引き寄せる1%アクション他多数

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