こんにちは、鈴木領一です。
だんだん肌寒い日も増えてきていますね。
体調を崩しやすい時期ですので、お気をつけください。
今日は、人を成功へと導く本当の秘密とは何か?という話です。
先日、「食べログ」を立ち上げた村上敦浩取締役(カカクコム)に取材をしました。
その成功の秘密を探るためです。
他では一切報じられていない、貴重な話です。
「食べログ」をたった一人で立ち上げ、成功させた秘密。
「食べログ」とは、飲食店をスマホやPCで検索できるWEBサービスです。
http://tabelog.com/
あなたも、接待やデートで使ったことがあるのではないでしょうか。
飲食店を探すサービスは、「ぐるなび」や「ホットペッパー」などもありますが、掲載店舗数では「食べログ」が日本一です。
日本には飲食店が約80万店ありますが、「食べログ」は77万店をカバーし、「ぐるなび」5万店、「ホットペッパー」2万点を大きく引き離しているのです。
価格.comを運営するカカクコムの一事業部門としてスタートしたのですが、そのキッカケは村上さんでした。
一新入社員として入社した村上さんは、会社に「飲食店を探すサービスをはじめさせて欲しい」と提案します。
その願いを会社が受け入れ、たった一人でスタートしたのが「食べログ」だったのです。
私は村上さんに、「どうして飲食店を選んだのですか?」と聞いたところ村上さんは次のように答えました。
「食べるのが好きだったからです」
新規事業のアイデアとしては、結婚情報や不動産情報のサイトもあったのですが、好きなことはやりたくない、と思ったそうです。
せっかくやるなら好きなことをしよう、と。
たった一人からスタートした事業ですが、粘り強くやり続け、数年後には日本一の規模へと急成長していきました。
(この成功プロセスに関しては、「ビジネスジャーナル」で記事を発表しますので、掲載されましたらあらためてご紹介します)
もし村上氏が、この事業を 好き でなかったならば、粘り強く続けることもできずに、成功することは不可能だったでしょう。
儲かるから、流行だから、という理由ではないことに注目して欲しい。
ここに、成功のヒントがあるのです。
どんなものであれ、成功するまでには時間がかかるものです。
失敗もあれば、結果がなかなか出ない苦しい時もあるでしょう。
その時間を耐えることができるのは、「好き」というエネルギーなのです。
拙著「100の結果を引き寄せる1%アクション」にも、「好き」であることが重要であると書きました。
では、「好き」とは一体何なのでしょうか?
成功のエネルギー「好き」とは何か?
自己啓発セミナーなどでは、自分のやりたいことを100個書いてください、というワークがあります。
あなたもやったことがあるかもしれません。
しかし、私に言わせてもらえば、その手法は間違っています。
やりたいことをリストアップしたとしても、それが本当に「好き」ではないかもしれないからです。
拙著にも登場したフェラーリを夢見た青年の話を思いだしてください。
人は他人の影響を受けて、「好き」でもないことを「好き」だと思い込みそれを求めていると錯覚をするものなのです。
その状態のままで、やりたいことを100個書き出したとしたら、「好きでもない」ことを脳にインプットしてしまうことになるのです。
では、どうすれば、本当の「好き」を見つけることができるのでしょうか?
その明確な答えが一つあります。
それは、「理由が見つからないのが本当の好きである」ということです。
本来、自分が本当に好きなものに対しては、理由を言うことができません。
私の長男は、幼稚園に入る前から電車が好きで、高校生になった今でも電車好きです。
なぜ電車が好きなの? と質問すると、「好きだから」としか答えることができません。
あなたは、異性を好きになったことがありますよね。
なぜその人を好きになったのでしょうか?
その質問にも理由を答えることはできないはずです。
「顔がいいから」「性格がいいから」と言うことがあっても、他の顔がいい人や性格がいい人ではなく、なぜその人なのかを答えることはできないはずです。
逆に、理由を明確に答えられる「好き」は、他人の価値観を受け入れてしまった可能性があるのです。
自分の心の奥底から沸いてくる「好き」という感情は、もはやDNAに刻まれているとしか言いようがないレベルにあります。
料理が好きな人、絵が好きな人、スポーツが好きな人、科学が好きな人、商売が好きな人、演技が好きな人、ダンスが好きな人…
人はそれぞれDNAに刻まれた「好き」の源泉があり、そこにダイレクトにアクセスできれば、DNAから沸いてくるエネルギーに突き動かされるように動き始めるのです。
人の価値観に振り回されることなく、自分の価値観を正直に見つめるようにしてください。
参考動画 宇宙を目指すリサイクル会社の社長の秘密
今回のテーマに参考になる動画をご紹介します。
マグネットのリサイクル会社を経営する植松さん。
本業の傍らロケットの開発をしていて世界で一つしかない研究機械も開発している。
自分の夢を追い続ける原動力は、おばあちゃんから教えてもらった「思いは招く」という言葉と、アポロ月着陸をテレビで一緒に観たおじいちゃんの「お前も月にいける」という言葉だった。
でも、子供の頃、その思いを打ち砕く大人たちが現れます。
「どうせ無理」という言葉を何度も投げかけられ、夢を封印してしまった植松さん。
会社を立ち上げて大成功するも、大失敗を経験し、人を裏切ることも覚えていきます。
しかし、ある経験をすることで「夢ってなんだろう」と思いはじめ、子供のころ封印した夢を思い出します。
人は不足しているから助け合う。
神様が植松さんに奇跡の出会いを演出してくれました。
そして、子供の頃の夢が現実になっていくのです。
「まじめで優しくて責任感のある人が死んでいく」だから「やばいと思ったら逃げていい」と語る植松さん。
最後に、夢が叶う魔法の言葉をプレゼントしてくれます。