一年に100億円づつ売り上げを伸ばす日本に2社しかない会社の一つ

★拙著【100の結果を引き寄せる1%アクション】の増刷が決定しました!

皆様に長く愛される本となりましたこと、心から感謝申し上げます。

こんにちは、鈴木領一です。

もうすぐ立春ですがまだまだ寒い日が続きますのでお体には十分お気をつけください。

先週、焼酎「黒霧島」(クロキリ)で有名な霧島酒造を訪問しその成功の秘密を取材しました。

アップルの快進撃はよく報じられますが、日本にはアップルよりも勢いよく成長している企業があったのです。

焼酎「黒霧島」の快進撃を支える霧島酒造企画室の皆さん

焼酎「黒霧島」の快進撃を支える霧島酒造企画室の皆さん

日経ビジネスでも大特集が組まれ、「日本の産業史に刻まれるべき歴史的快挙」とまで評価された霧島酒造。

昨年は売上げ500億円を達成し、今年は600億円になるだろうと言われ、一年に100億円づつ売上げを伸ばすという驚異的な成長を成し遂げています。

帝国データバンクの調査では、1998年~2013年のデフレ期に、売り上げを7倍以上に伸ばした企業は92社だけで、全国145万社のわずか0.006%にあたるそうです。

7倍以上の成長を成し遂げた製造業は、霧島酒造以外ではノーベル物理学賞の中村修二氏がかつて所属した「日亜化学工業」の1社しかありません。

日本産業史上の最高の成長を成し遂げたのは、モンスター商品「黒霧島」の誕生でした。

「黒霧島」を発案し、製造から販売まで統括しているのが江夏拓三代表取締役専務です。

「黒霧島」誕生前には、「いいちこ」の三和種類などライバル企業に大きく水をあけられ、打つ手もないような状況でした。

成長する見込みもなく、万年業界8位の、一地方の酒造メーカーに過ぎなかったのです。

そこで江夏専務が思いついたのが、芋臭さがなく食事にあい、キレもよい芋焼酎の開発です。

当時の業界常識ではあり得ないアイデアでした。

さらにネーミングにも業界の常識を覆す「黒」を入れ、ラベルも「黒」にするという大胆な発想で勝負をかけます。

社内で大反対にあいながら、わずか数名のプロジェクトチームで進めていった「黒霧島」は、その後モンスター商品となり、瞬く間に日本を席巻。

業界8位・売上げ80億の霧島酒造を、業界1位・売上げ500億円の企業へと引き上げていきました。

今や世界にも「黒霧島」は普及し、南極の昭和基地にも隊員が持って行くというほど、圧倒的な人気を獲得し、日本一に君臨しています。

江夏専務と対談させていただき、その成功の秘密をお聞きしたのですが、一言で言えば「1%アクションの積み重ね」でした。

「ほとんどの酒造メーカーは、いい酒を造ることに集中し、へたをすればタコツボの中で研究を続けて商品開発をする。“米を○○で研ぎました”とか“○○の技術を使用”とか。。それでは人々に愛される酒は造れない」

江夏専務が開口一番言われたことがこの言葉です。

そして霧島酒造が取り組んだのが30年にも及ぶ地道な啓蒙活動と、本質の追究でした。

「酒は脇役、食事が主役。主役を引き立てる脇役がどうあるべきかを30年間追究してきた。おいしい食事があれば食べに行き、その食事にあう酒とはどうあるべきかを考え、紹介したいお店は新聞に記事広告で出させていただいた。あくまでお店が主役として取り上げ、焼酎の広告はほとんどない。そんな地道な活動を30年間行ってきて、徹底的に脇役としてどうあるべきかだけを考え、その答えの一つが“黒霧島”だったということ」

更にお聞きすると、焼酎の原料である“サツマイモ”の原点を求めて世界中を旅し、世界各国にあるサツマイモの亜種を研究し、その種も集めているとのこと。その数2000種類以上。

その種から更に美味しい焼酎が開発できないかと研究を続けているとのこと。

また営業活動においても営業担当者が地道に活動を続け、一軒一軒お店を回り、「黒霧島」を置いていただくように足を運び、自腹で食事をし、そのお店にあう焼酎を選んで提案する努力も続けてこられたとのこと。

お店と腰を据えて長く付き合う覚悟で足を運び続けた結果、「黒霧島」を評価いただくお店が一軒一軒と増えていった。

一つ一つは無視されそうな1%アクションですが、それが長く積み重ねれば、他がとても追いつかないほどのパワーとなり、結果を引き寄せるのです。

「私たちのノウハウをすべて公開しても大丈夫です。なぜならこれまでの30年の蓄積が私たちの財産だからです」

徹底的に焼酎の意味と味を地道に追究していき、そしてより多くの人に愛される焼酎を求めて1%アクションを積み重ねる、これが成功の秘訣でした。

聞いてみればあまりにもシンプルな考えです。しかし、これができるかどうかが全ての成功のキーであることは、私の読者の皆さんには言うまでもないでしょう。

驚異的な成功をしてしまうと、多くの企業は「多角化」という名の下に、本業とは異なる事業に手を出し始めるものです。

製造業だったのに金融や不動産という業種に手を出し、数年後あえなく倒産してしまうというケースは枚挙にいとまがないほどあります。

しかし霧島酒造の場合、儲かれば儲かるほど、更に徹底的に本業と本質を追究し、コアからぶれません。

この姿は、アップルがiPod、iPhone、iPadというメガヒット商品を出しながら、日本企業のように金融分野や映画分野などに過剰な投資をして本業が弱体化していくのではなく、アップルらしさを追究していった姿に重なります。

人の人生も同じです。コア(コアフレーム)が何か、それを1%アクションで重ねながらさらに上を目指して過ごしていく。

この一見誰からも注目もされない動きの日常から、とんでもない成功のパワーがあふれて来るのです。

霧島酒造に関する詳細なレポートは、ビジネスジャーナルで来月掲載予定です。決まり次第お知らせいたします。

お楽しみに!!

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