サントリー創業者・鳥井 信治郎翁の懐の深さに感動〜「マッサン」を観て

サントリー創業者・鳥井 信治郎翁の懐の深さに大変感動しました。

今日(2015年1月17日)のNHK朝ドラ「マッサン」を観てのことです。経営者はぜひ、「マッサン」を観ることをおすすめします。

マッサン(のちのニッカウヰスキー創業者)が勤めていた鴨居商店(サントリー)では、自分の理想のウィスキー作りができないと考え、大将(サントリー創業者・鳥井 信治郎翁)に辞表を提出します。

マッサンは北海道で自分の理想のウィスキー工場を作ろうと考えていました。

大将はマッサンに

「こんな大変な時に、鴨居を捨てるんか! もう一度考え直せ。お前の理想のウィスキーは、必ず鴨居が作ってやる」

と諭すのですが、マッサンの覚悟を知った大将は、マッサンに質問をします。

「独立して北海道に行くんか。資金はあるんか?」

「まだ10万円(今の価値で5000万円)足りません。でも何とかします」

と答えるマッサン。それを聞いた大将が激怒します。

「なんで俺に頭を下げたり土下座したりして『10万円貸してくれ』と言わんのや!! 経営者は従業員や家族を食わしていかなあかん。お前はその覚悟があるんか!!!」

それを聞いたマッサンは大将の前で土下座し「10万円貸してください」と振り絞る声で懇願する。

大将は黙って小切手を切り、土下座しているマッサンを抱き起こし、「持って行け。10万円や」と一言。

「大将ありがとうございます。このお金は必ず…」

マッサンの言葉を遮るように、大将はこう言いました。

「返す必要はない。退職金や」

「日本人がウィスキーに馴染むには時間がまだまだかかる。日本人の舌を育てなあかん。そのためにはウィスキーを作る会社が2社、3社と出てきて、お互いしのぎおうて、お互いウィスキー事業を盛り上げんとな」

「負けへんで。お前がどんだけうまいウィスキーを作ったかて。俺は負けん」

これがニッカウヰスキーのはじまりでした。

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