「So What?(それがどうした?)」

人類史上最大のプロジェクト「アポロ計画」。

ケネディ大統領が1960年代に人類を月に送ると宣言した後、人類史上最も巨大なプロジェクト「アポロ計画」はスタートした。

しかし、プロジェクトスタート早々に、サターンVの開発、有人着陸船の開発、運用センターの建設、すべてが暗礁に乗り上げ、60年代での打ち上げは不可能に思われるようになった。プロジェクト責任者も解任されてしまう。

新しい責任者に任命されたジョージ・ミラーは、大胆な改革を行う。

ジョージ・ミラー博士

ジョージ・ミラー博士

サターンV、有人着陸船、運用センターがバラバラに開発していたのを問題視したミラーは、コミュニケーションを円滑にするシステムを構築。大幅に問題が解決されていく。コミュニケーション不足がプロジェクト遅延の原因であることを見抜いたのだ。

しかしそれでもプロジェクトは遅れに遅れていた。ロケット打ち上げのテストに時間がかかり過ぎていたのだ。

そこでミラーは、一段ロケット、二段ロケット、三段ロケットそれぞれをテストしていくステップ・バイ・ステップ方式を捨て、すべてのロケットを一回でテストするオールアップ方式を選択する。

つまり、いきなりサターンVをぶっつけ本番でテストするという大胆な方法だ。

この方法にサターンVロケット開発責任者が大反対する。これほど巨大なロケットを一回のテストで行うなどクレイジーだと。各部門の責任者も懐柔され、ミラーに計画の変更を要求してきた。

その時、ミラーは決定的な一言を放つ。

  「So What?(それがどうした?)」

この一言で、反対していたサターンVロケット責任者を黙らせた。

慎重に準備を整えられたサターンVロケットは、ぶっつけ本番一回で打ち上げに成功し、スケジュールの大幅短縮に成功した。

サターンVロケット

サターンVロケット

その後、ミラーは有人着陸船へのコンピュータ導入などの人類初の試みを行い、奇跡ともいえる人類初の月への有人宇宙飛行計画「アポロ計画」を成功させた。

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絶体絶命だったモンスタープロジェクトを成功に転じさせたのはジョージ・ミラーという影の立役者による大胆な決断だったのだ。

あなたも困難にぶち当たった時、自分に問うてみるといい。

「So What?(それがどうした?)」

と。

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