成功とは、失敗から失敗へと情熱を失わずに進むことである。 サー・ウィンストン・チャーチル

成功とは、失敗から失敗へと情熱を失わずに進むことである。
サー・ウィンストン・チャーチル

こんにちは、ずずりょうです。

関東は朝から大雪で、春は少しお預けだなと感じる今日このごろです。

今日は、「失敗とは何か」というテーマでお話します。

あなたが、どんな「失敗」のフレームを持っているかで、成功するかどうかがあらかじめ決定している、という話です。

 

あなたは過去に失敗したことはありますか?

この質問にほどんどの人がYesと答えるでしょう。

でも、「失敗」をどのように定義(=フレーム化)しているかは、人それぞれです。そしてそれに一生縛られています。

意味が分かりますか?

 

「失敗」を「取り返しがつかないこと」と定義する人

「失敗」を「能力がない証明」と定義する人

「失敗」を「汚点、恥ずかしいこと」と定義する人

 

このように「失敗」を定義している人は多いのです。

このように定義している人は、失敗から何も学べず、成長することもできません。

 

成功から学ぶことはない、失敗からこそ学ぶことが多い

 

と言われるように、失敗の時こそ、学ぶことが多いのです。

私は多くのいわゆる「成功者」という人に会ってきました。

どうして成功したのですか?という質問をすると、それなりの納得いくお話をいただきます。

しかし、私から見れば、そのほとんどが「後知恵」であり、それが成功の要因ではない、と分かりました。

つまり、成功者となった瞬間から“かっこいい”話をしたがる傾向がある、のです。

私の分析では、成功者と呼ばれる人の中には、「幸運」であったことが成功の要因で「たまたま」うまく行ったというケースも少なからずいたのです。

それなのに、口から出てくる話は“耳あたりの良い”“かっこいい”話で埋め尽くされ、決して、「実はたまたまなんです」と正直に言う人は極めて少ないのです。

※もちろん、「たまたま」に出会うための方法はありますが、ここの論旨とは異なりますので、別の機会で取り上げます。

偽りの話が本になり、それがベストセラーになると、多くの人が間違った成功法則を信じるようになります。

現実、そのような状況にあります。

しかし、「失敗」を語る時には、人は比較的正直になります。

失敗を飾ったところで、失敗は失敗なので、素直に話せるのです。

私が出会った成功者の中で、最も学びの大きかった人は、「失敗」を正直に話され、そこから何を学んだかを語る人でした。

「失敗」にこそ、学ぶべき教訓が詰まっており、どう生きるべきかのヒントも満載です。

優れた人は、人の成功話より、失敗話に耳を傾け、そこから学ぶを得ようとします。

決して、作られた“かっこいい”話から学ぶを得ようとはしないのです。

 

私がこれまで出会ってきた方で、最も学ぶことが多かった方の一人が、板倉雄一郎さんです。

私の本の帯でも紹介文を書いてくださっているので、あなたもご存知かと思います。

板倉さんが書かれた、『社長失格』は98年に出版されベストセラーとなり、今でも版を重ねるロングセラーとなっています。

起業家や経営者のバイブルとなっており、ベンチャーを目指す人にとって必読書となっています。

板倉さんは現在のインターネットのビジネスモデルの基本概念を20年程前に着想し、世界で最も早くそれを実現させた伝説の人物です。

そのビジネスは日経新聞の一面を飾り、あのビル・ゲイツも板倉さんに会うためにアメリカから飛んできました。

全世界の最前線に板倉さんはいたのです。

しかし、その後、頂点から転がり落ちるように経営が悪化し37億円の負債を抱えて倒産。そして自身も自己破産されました。

板倉さんが生み出したビジネスモデルがなければ現在のGoogleは存在しません。
そして、多くのビジネスが存在しなかったでしょう。

それほどまでも巨大なアイデアを生み出した板倉さんとその会社が、なぜ失敗したのか。

『社長失格』には、生々しいほどの証言がありのままに書かれており、ほとんどの起業家や経営者が陥りやすいワナが明確に書かれています。

そして起業することがいかにエキサイティングなのかも、この本から伝わります。

カッコつけた嘘本で成功者の話を学ぶより、生々しいリアルな実話から学ぶほうがどれだけ役に立つか分かりません。

そして、現在、板倉さんは新たなビジネスモデルを発明され、新たに世界に挑戦をされています。

その経緯を『社長復活』という本に書かれ、さらに新しい会社の概念である「会社2.0」を発表されました。

社員も事業計画もオフィスも給料もないのに、世界トップを走ることができる会社2.0の概念は、世界を驚かせることでしょう。

そして、板倉さんが新たに発明したビジネスモデルは、次世代のネットワークに組み込まれ、誰もが目にすることになるはずです。

 

板倉さんは、「失敗とは学びである」と言われます。

失敗を挫折とみなせば、次への挑戦も臆病になるでしょう。

しかし、「失敗とは学びである」と考えれば、次への新たな一方も踏み出せるようになります。

 

成功をもたらす「失敗フレーム」は、「学び」と考えることなのです。

 


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この記事の著者

鈴木領一(すずりょう)
鈴木領一(すずりょう)
思考力研究所所長、ビジネス・コーチ、ビジネスプロデューサー、一般社団法人「日本経営コーチ協会」アドバイザー
著書:100の結果を引き寄せる1%アクション他多数
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